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19歳で倒産に追い込まれた忙しい女子大生のおしながき

最近夜職を卒業しました。(借金返済しました。)

私がどうして19歳で起業し、倒産したか?

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 私、実は19歳の時に1度起業しているんです。19歳といえば大学1年生の時です。大学生で起業って言っても、最近は珍しくない時代ですよね。私も「起業」って書いたけど、特別自分の会社を持ったとかそういうわけではなく、個人事業主としてECサイトでビジネスを始めました。今後ECサイトを運営しようと思っている方に向けて、その始めたきっかけ、そしてどうなったかをまとめてみました。

 

 

きっかけ

 私が19歳で起業しようと思ったのには両親の影響が強くありあます。昔から何の仕事をしているかわからない父親と、美容師だった母親の影響です。

 父に関しては、昔から何の仕事をしているか本当によくわかっていませんでした。未だによくわからないけど、どうも運送系の会社を友達と一緒に経営していたみたい。父はいつしか仕事している雰囲気がなくなってずっと家にいるようになったので、当時は幼いながらに倒産したのかな?って悟りました。だから何も聞きませんでした。その父の背中を見ていたので、私は父よりも若い20代で起業してやろうと思い、起業の第1歩として19の時にビジネスを始めようと決意しました。これが1つ目の企業のきっかけです。

 

 母に関しては、ずっと美容室の店長をやっていたので忙しく、仕事人間でした。ずっと美容師として第一線で働いてきた母が、40代の時に突然美容師としての現場での仕事を終え、美容学校の講師として働き始めました。学校なので土日は基本休みになり、時間ができました。その時間を母は福祉の資格取得に費やして、「福祉美容師」として起業しました。その母の背中を見て、その年齢での行動力にビックリしたし、負けてられないなと思ったのが2つ目の起業をしようと思ったきっかけです。

 

 

 

なぜEC?なぜ楽天?

 当時大学1年生だった私は、それまでにアルバイトで稼いだお金やお小遣いを合わせて貯金額は100万円ほどありました。大学生にしてはめちゃくちゃ持ってますよね。私はただ単純に、ビジネスでこのお金を倍にしてやろうと思いました。

 当時私は大学生アルバイトとして、信販会社でのアルバイトを始めたばっかりの頃でした。そのアルバイトをして驚いたことが、ペットを分割ローンで買うことができるということです。それもペットブームの風潮の中で、ペットローンの件数が右肩上がりであった現状を見て、純粋に「ペットの生体に需要があるなら、ペットグッズも売れるんじゃないか」と考えました。そこで私はECの分野でやってみようと決意したのです。

 

 当時もECはすでに盛んな時代で、自分自身も楽天市場、アマゾン等、大手ECサイトは利用していました。特に楽天市場に関しては頻繁に利用していたので、「もしビジネスをやるなら勝手がわかっている楽天だ!」と思ってすぐに出店方法を調べました。当時は深く考えもしなかったけど、やはり大きなプラットフォームを持つ楽天を選んだことは間違えではなかったなって思います。

 

 

 

出店準備

 まず楽天のHPにアクセスして出店方法を調べ、料金プランを選んで申し込みました。当時と今では料金プランが異なると思うけど、月々約5万円程度で1年契約のプランだったと記憶しています。しかも、楽天は基本1年契約で初期費用は一括払いだったから、約5万×12か月=約60万円、一気に吹っ飛びました。(⚠︎あくまでも当時の楽天市場の情報です。)

 

 出店審査後、アカウントや店舗ページがオープンして、いろんな体勢を整えて出店の流れだったと思います。正直なところ、当時の自分は無知だったし、何が何だかよくわからなくて、楽天のECコンサルタント的な人にほぼほぼ任せていました。自分でやったことといえば、中国の棚卸サイト?みたいなところでペットグッズを自分のセンスで大量に注文するなどしていました。当時、台湾出身の彼と付き合っていて、彼が中国語ができたので本当に役立ちました。

 

 

 

根拠のない自信

 そんな調子でなんとなく出店までは持って行けたんだけど、楽天の正直これずるいなって思ったのが、全部オプションサービスなこと。決済サービスを増やす、配送サービスを増やす、メルマガを自由に出すための固定費、SNSと連携するための固定費等、訳のわからない固定費を多く取られました。今の料金システムは全くわからないけど、きっと当時よりも改善されてはいると思います。

 

 初期費用以外の全ての費用を買い掛け、つまり後払いで賄っていたので、今思えばその時点で売れなかったら確実に資金ショートするようなお金の使い方をしていました。それでも若さゆえに、必ず商品が売れて収益が出るという根拠のない自信がありました。若気の至りですね。

 

 

 

やばい、払えないかも

 オープン後、1週間経っても2週間経っても売上が上がらず、それ以前に自分のページにさえアクセスがなかったのでさすがに焦りました。焦ると思考も回らなくて、訳も分からずとにかく人を呼び込もうと、ECコンサルタントの言うとおり、オプションサービスである広告にも大胆な投資をしてしまいました。実際に自分の財布からお金がなくなっていたわけではないので、当時は金銭感覚がおかしくなっていたんでしょうね。とにかく「なんとかせねば」っていう感じでした。

 

 そんなこんなで1か月が過ぎた頃にはあの魔の支払いが迫っていました。まぁ、こんなむちゃくちゃなマネタイズでやっていたら、経営なんて成り立たないし、もちろん払うべきものも払えませんよね。もうその当時は、毎日「やばい」って言っていたような気がします。

 

 

 

失敗原因

 まぁその後も広告に第2、3弾の投資をしたり(ECコンサルタントにさせられたと言った方が正しいかも)、SNSを活用してみるも、全く売れず。結局1年契約だったけど3か月ほどで実質倒産状態でした。

 

 当時ははっきりとは覚えてないけど、結局約200万円をパーにしてしまい、借金を背負いました。借金を返すのに必死で、サイトの後処理とか、失敗の原因を考えるとか、そんな心の余裕もありませんでした。ただ、数年経った今なら、落ち着いて「なぜ失敗したのか?」を考察することができます。

 

  • マネタイズ・マネジメントの知識不足
  • 莫大な固定費
  • ECコンサルタントの言葉を鵜呑みに
  • 大胆な広告投資
  • むやみやたらな掛け購入、後払いの選択
  • SNSを上手に活用できなかった

 

 知識不足は否めませんでした。いくら大学で経済を学び始めたとはいえ、実践力・応用力は全くなかった。ただ、無知なら無知なりに、0から勉強しつつ経営すればよかったものを、根拠のない自信でビジネスを甘く見ていました

 

 想像以上に固定費がかかったのは事実です。初期費用で大金を払ったと思っていたので、最初に大きい額払えばあとはなんとかなると考えていました。完全に甘かったし、楽天の罠に引っかかったなって思います。でも楽天側も商売だからしょうがないですよね。今は自分が悪かったと納得しています。

 

 生意気にも大胆な広告投資をしてしまったのが1番の失敗原因かもしれません。それに、当時の私は広告を出したその瞬間から人が集まるだろうと思っていました。今なら少しは分かります。WEBマーケティングにも様々な種類があって、短期的に成果を出せるもの、成果を出すためには長期的な投資・我慢が必要なもの等いろいろ存在します。もちろん、楽天側として、自分たちの収益のために長期的な投資を必要とするものを勧めるのも当然だと思います。そのあたりを全く理解していませんでした。

 

 後払いの選択。これはクレジットカードで多くの支払いを済ましてしまう現代ではしょうがないことかもしれません。ただ、「カードを利用するってことは借金と同じ感覚を持つべきだ」ということを、信販会社で働いていたくせに分かっていませんでした。ただ、クレジットカードで払っていたものに関しては、後からMAXの分割回数の支払いに変更できたので、借金返済も無理なくできました。また、クレジットカードを当時から5枚くらい持っていたので、どうしても足りない時はキャッシングしたお金で少しずつ穴埋めしたりと、非常に便利でした。

 

 SNSをうまく活用できなかったというのは今思えば非常に大きな失敗原因だったなと思います。大学生なので、当時からTwitter、Facebook、mixi、ブログ、キュレーションメディア等、活用できるものはたくさんありました。一部利用はしていたけど、こんな便利なものが無料で使えるのに、もっともっと集客力を上げるための効果的な使い方ができたらよかったなぁと反省しています。

 

 

 

 

失敗からの学び

 上記の通り、大学生にしては大変な額の借金を背負ってしまったけど、親の力を借りることなく全額自力で返済しました。それこそ消費者金融みたいなところでも借りたし、キャッシングもしました。それでも信販会社で働いていてお金を借りることのリスクを知っていたからこそ、無駄な手数料がかからない、ある意味貸す側にとってはメリットのない返し方ができたのでなんとか今も生きています。金融の知識が多少なりともあって、本当に良かったと痛感しました。また、多くの時間をアルバイトに費やし、お金を稼ぐことの高貴さ、大変さを学びました。夜の仕事、深夜の工場、宅急便の仕分け、イベントバイト、いろいろやって四六時中働いていました。その経験から、お金があるから学ぶことができて、人生負け組にならない生き方を身につけられるんだなと感じました。親にはこの経緯を話してないので、知ったらきっと驚くと思います。

 

 

 

最後に

 「将来起業したい」、「社長になりたい」。そういう夢を持つことは全然悪いことじゃないし、大いに結構だと思います。私も19歳の時は、ただ漠然と「社長になるぞ!」って思ってたので。ただ、本当に安易な起業はお勧めできません。中には驚くようなビジネスセンスで成功させる方もいるだろうけど、ほぼほぼ私のような失敗をする人ばかりだと思います。だから漠然とした夢を持つのではなくて、具体的な数値を含んだビジョンを持って、自分の人生賭けるぐらいの心意気でやらないと、ダメだと思った瞬間から這い上がれないと思います。私は失敗した後に、必ず1年で借金を返して、もう20代でもう1度自分でビジネスをすることを目標に頑張りました。その闘争心がもっとサイト運営中に出せればよかったんですが。でもこんな私よりもっと大変な苦労をしてきた人が世の中にはたくさんいるだろうから、私も負けずに頑張ろうと思います!

 

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 ここまで読んでいただきありがとうございます!!よかったらはてぶ、読者登録お願いしま〜す!!!

*1:※「倒産」という表現について、私は個人事業主でしたので、正確には「廃業」です。